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ポルトガルvsフランスを前にして
 今日のお題は『マイチーム』だそうです。要はマイ・フェイバリット、好きなチーム、贔屓のチームってことなんでしょう。

 今日敗れたドイツ、サッカーに関して、どちらかというと昔から好きなチームではありません。90年にマラドーナ率いるアルゼンチンが敗れたときは、悔しくて仕方なかった。アルゼンチンの負けを納得させてしまうほどの、猛烈な強さを持っていただけに、余計悔しかった。当時の黄金期西ドイツチームとはまるで違うけれど、今大会のドイツも好きではなかった。今日もイタリアを応援していた。でも、心打たれたよドイツの闘いに。
 選手たちは「アルゼンチン戦よりよかった」と言っているし、「勝てる試合だった」とも言っているけれど、試合が開幕してほどなく、特にディフェンス陣の表情を見てふと思った。「これは明らかにアルゼンチン戦までとは違う」。肉体的にも、メンタルも、このイタリア戦は彼らの限界を超えた闘いだったのではないだろうか。

 例え下手でも(あくまで世界のトップと比べて)、細かいミスを重ねても、局面でイタリアの名手たちに翻弄されても、誇りと名誉を胸に果敢に立ち向かったドイツ。PK戦目前の119分まで持ちこたえた糸が、プッツリ切れた瞬間。本当はもっと早く訪れるはずの絶望が、決勝まで遠のいたかもしれないと誰もが思った瞬間の出来事。
 結局はドイツが敗れたからこそ、こんなセンチなことを書く余裕が生まれたのだろうが。単に応援したチームが勝った以上の感動を覚えた準決勝でした。

 それにしてもピルロのパスとグロッソのゴールお見事。そしてお見事と言えば、勝利を決定づけるための、ここが勝負所とばかりに果敢なボール奪取を敢行したカンナバーロ。あんたはやっぱりすごいよ。ゴール奪えなくても、あれでドイツの反撃は完全に潰えたわけで・・・。おまけにデル・ピエロが技ありシュート決めちゃった。よかったねイタリアの皆さん。

 いつもスペインが一押しだけど消えちゃった。同じくらい応援していたアルゼンチンも消えちゃった。準決勝に残った顔ぶれを見たとき、希望はイタリアvsポルトガルの決勝だった。片方は勝ち上がった。残るはポルトガルだ。フィーゴとC.ロナウドは怪我を克服して出場できるのか、ジダンは一体何回スローモーションのリプレイを獲得できるのか、冴えないサラリーマンみたいなドメネクは御大スコラーリを打ち負かせるのか、様々な興味凝縮の一戦はもうすぐ。さて、それまで寝るか。

[タグ] サッカー
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